「この上司、厳しくて嫌い」
「あいつ、いつも自分勝手で迷惑だよな」
「彼、私のことはいつも後回し」
人と関わって生きている限り、必ず人間関係の悩みがついてきます。
嫌いな相手もいれば、好きなのにモヤモヤする相手だっているもの。
その人が自分の望む相手に変わってくれたら、どれだけ生きやすいことでしょう。
でも…
簡単に職場環境を変えることはできないし、血の繋がった家族は変えられない。
変わって欲しい彼氏がいても、別れの選択までは踏み出せない。
いくら悩んでいても「どうせ現状を変えられない」と悲嘆に暮れているのではないでしょうか。
大丈夫です。
たった1つだけ「あの人に変わってほしい!」という願いを叶える方法があります。
「他人は変えられない」は本当のようで嘘
人間関係に悩む人が行き着く先は、人間関係をラクにしてくれる指南書。
そこには

他人は変えられないから、自分を変えよう!
なんて書かれていませんか?
そんなのは、

「他人は変えられない」で泣き寝入りなんかしたくない!!
と言ってやりましょう。
この「他人を変えられない」は当然のごとく書かれていますが、本当のようで嘘なんです。
他人を変える方法が1つだけあります。
それは相手に役割をつけてあげること。
やり方はとっても簡単。
①相手に「こうあって欲しい」という役割をつける
②その人に対して、さもその役割であるかのように振る舞う
これだけです。
「役割」と「思い込み」の力
具体的な例を挙げてみましょう。
日本人男性は諸外国と比べて圧倒的に家事をしない人種のようです。
そんな日本人男性を夫に持ってしまった奥様は、夫が家事を手伝ってくれないと悩んでいる人も多いでしょう。
そんなときこそ夫には『家事をする夫』という役割をつけてあげましょう。
あとは自分が夫に対して『家事をする夫の妻』を演じるだけです。

今日もお皿洗って欲しいな♡

(「も」…?)あ、うんいいよ

わぁ!いつも家事手伝ってくれてありがとう!
こうして『家事をする夫の妻』として振る舞い続けると、夫も次第に『家事をする夫』のアイデンティティが構築されていきます。
相手に役割をつけて「自分はそういう人物だ」と相手に思い込ませるという、役割と思い込みの力を利用しているのです。
思い込みは現実化していくんですよ。
いきなり役割を押し付けると、現実とのギャップが大きすぎてお互いにイライラしやすくなるので注意。
少しずつ相手の役割が現実化していくのを見て楽しみながら振る舞うのがコツです。
ちなみに、この「役割の力」は『図解モチベーション大百科』で学びました。
- アイデンティティの構築方法
- 相手に自主的に動いてもらう方法
などのTipsがたくさん解説されているため、自分のモチベーションを上げたい人だけじゃなく人間関係に悩む人も必読です。
悪用厳禁!その理由とは…
役割と思い込みの力は想像以上に大きいです。
この記事を読みながら
「こんなの時間かかるじゃん!」
「振る舞えば本当に現実化するの?」
と眉唾ものだと思っている人もいるのではないでしょうか?
そこで、良い質問があったのでご紹介します。
素敵な考え方です!
ただ思ったんですけど。
これって反対に「いじめられてもいい人」とか「みんながなんとなくぞんざいに扱っちゃってもいい人」とか「家事を全部するのが当たり前な人」の役割を、誰かが誰かにつけちゃったら悲しいことにもなりますかね?? https://t.co/uSNhrk6oFD— アジャパー次郎 (@fpZIRO) October 2, 2018
学校でみんなからいじめられている人や雑な扱いを受けている人、見たことありませんか?
または、それが自分自身だったという人もいますよね。
いじめというのは、必ず誰かが「あいつはいじめてもいいやつ」という役割をつけてしまったことから始まります。
ここで『いじめる人』『いじめられる人』の役割ができてしまうのです。
『いじめる人』がその役割通りに振る舞ってしまうと『いじめられる人』もその役割り通りにアイデンティティが作られていきます。
それが集団に広がると『いじめられる人』はすごく悲しい結末を迎えてしまうのです…。
どうですか?
役割と思い込みの力は大きく、集団になるともっと強くなります。
だから悪用厳禁!
この力は誰でも持っているからこそ「変わって欲しい」と思う相手には素敵な役割をつけてあげましょう。
自分も役割の力で変幻自在
変わってほしい相手に役割をつけて振る舞い、その通りの人に変わってもらうというこの方法。
実は自分に役割をつけて、自分を変えることだってできるのです。
やり方はほぼ同じ。
①自分になりたい役割をつける
②その役になりきって演じ続ける
自分がその役割を演じていると、周りからもその通りに扱ってもらえるようになります。
わかりやすい肩書きがあると役割の現実化は加速するので、自分で自分に肩書きを付けるのもおすすめですね。
『役割 なぜ、人は働くのか』では「人はみんな、役割を果たすために生きている」と主張されています。
きっと「なりたい自分像はあるけど、自分の役割がわからない」という人も多いでしょう。
でもなりたい自分像があるのなら、それこそが自分の役割なのではないでしょうか?
思い込みは必ず現実化する
思い込みというのは必ず現実化するようになっています。
ここで紹介した役割の力も、思い込みの力を使って現実化させているのです。
- 痩せたいなら「自分は痩せている」という思い込み
- 英語ができるようになりたいなら「英語が話せる私」という思い込み
- お金持ちになりたいなら「お金がたくさんある」という思い込み
そんな思い込みをするあなたに対して「イタい」という言葉をかける人がいても、それはその人の思い込みであってあなたには関係ありません。
逆に、現実化してしまうからこそ普段の自分の思考や態度に注意する必要があります。
「思い込みの力」については、ナポレオンヒルの名著『思考は現実化する』を読めば理解が深まるでしょう。
演技を現実にしよう
変わって欲しい人を相手に「ここが嫌だから変わってくれ」と頼むのは消耗しますし、うまくいくとは限りません。
まして上司に反論するのは気が引けるものです。
彼氏や彼女にお願いするのも「変わりたくないから別れて」なんて言われたら…。
でも相手に役割をつけて振る舞い続ける方法なら、自分も相手もそれが現実だと思い込み始めるでしょう。
最初は演技で始まったことでも次第に現実化していくのです。
他人を「自分が望む人」に変えるには
②その人に対して、さもその役割であるかのように振る舞う
役割と思い込みの力であなたの演技を現実にしましょう!