起業やブログ、仕事で成功したいと思った時、あなたはどんな行動をとっているでしょうか?
- 本や有料noteを読む
- セミナーに行く
- 通信教育などを受ける
- その道の権威者に会いに行く
etc…
いろいろな手段がありますし、どれも悪いことではありません。
ただどれも「Take」つまり、相手から何かを学ぼうとする/何かを盗もうとする姿勢ばかりです。
やっぱり成長するためにはこの姿勢は欠かせませんが、Takeは必ずどこかで
- 仲間がいない
- 応援してくれる人がいない
- 孤独
という精神的な限界が来てしまいます。
成功したいという野心は『周りから認められたい』という承認欲求から来るものではないですか?
周りに仲間がいない、応援してくれる人がいないと、いつまでもその欲求が満たされることはありません。
だからこそ、私たちはもっと「Give」をすべきなのです。
今回はGiveする人が周りから好かれて、最終的に成功する理由について考えてみました。
仲間意識による免罪符【特異性信用】
「Give & Take」について考えるうえで覚えておきたい心理学の原理が2つあります。
1つ目は仲間から信用されれば何をしても好かれ続ける「特異性信用」
【特異性信用】
「集団の中で信用を積み上げてきた人ほど、集団が求める言動からの逸脱を許されやすい」という理論
引用:
ここで主張したいことは、
「自分の意見を偉そうに述べる前に仲間からの信用を勝ち取れ」
「仲間の役に立つことや手伝いを申し出て信用を得よ」
この「信用を得る」ための行動がすなわち「Give」なのです。
自分が誰かに助けてもらった時のことを思い返してみてください。
誰かに助けてもらったおかげで自分の目標を達成できたとすると、自分を助けてくれた人のことを信用しますよね。
信用=人として好きになるということなので、仲間意識が芽生えるようになるのです。
「一緒に乗り越えて成功した」とまで考えてくれる人もいますよ。
仲間意識を持ってもらえれば「こいつのことは信用してるからさぁ」という免罪符をもらえます。
これが特異性信用。
やられたらやり返す【返報性の法則】
もう1つの原理は「返報性の法則」
返報性の法則(原理)
人から何かしらの施しを受けたとき、「お返しをしなくては申し訳ない」というような気持ちになるという心理作用のこと
引用:
これは言い換えると「やられたらやり返す」とも表現できますね。
誰かに助けたもらったら、自分もお礼にその人のことを助けたくなるのが人の心理。
日本でも
- 出産祝いを貰ったら内祝いでお返し
- バレンタインチョコは全員にホワイトデーでお返し
と日常的に起こっている現象です。
だから、自分がGiveをすると誰かからお返しのGiveが戻ってきます。
もしかすると自分がGiveした相手じゃないかもしれません。
別の相手からGiveを貰ったなら、その様子を見てた別の人があなたにお返しをしたくなったのかもしれません。
日本人は特に「やられたらやり返す」の精神を持ってるから、Giveすればするほど大きくなって戻ってくるのです。
逆にTakeばかりすると、自分からもどんどんTakeされていくもの。
良い方に転がるか、悪い方に転がるかはあなたのGiveとTakeのバランス次第ですよ。
誰でもできるGiveのやり方
ここまでの話をまとめると、Giveするメリットはこの2つ。

でも、Giveって具体的に何をすればいいの?
Giveすることは何も難しいことではありませんよ!
誰でもできるGiveのやり方を紹介します。
①教える
教えることはわりと簡単にできるGiveです。
何かに悩んでいる人がいたら、自分が持つ知識を分け与えましょう。
知識はお金と違って、分けても減ることはありません。
勉強を教える、株式投資を教える、文字の読み方を教える…
あなたの持ってる知識は、誰かにとっては知らない知識かもしれないのです。
②申し出る
誰かが助けを求めていたり何かに困っていたりしたら、積極的に手伝いを申し出ましょう。
「自分はまだ未熟だから…」なんて考えはTakeそのもの!
他人から吸収することしか考えていませんよ。
それよりも「微力ながらお手伝いします」の方が好感度が上がります。
相手も積極的に前に出た人のことをよく覚えててくれるものです。
③発信する
誰でもできるGiveはやっぱり発信すること。
ブログやTwitter、FacebookなどのSNSを使えば簡単に発信できる時代です。
初心者は特異性信用を利用して、人の役に立つことを積極的に発信していきましょう。
自分の考えの発信や自己主張をしたくなる気持ちはわかりますが、最初のうちは誰からも気にかけてもらえません。
少しずつ信用貯金が貯まってきた頃に、自己主張やプライベートを発信してみるといいですね。
④反応する
「③発信する」とセットで、反応するというGiveもしていきます。
自分が発信する立場に立つと、周りからの反応が欲しくなるものです。
反応が欲しいなら自分から先に反応すること!
コメントしたり、シェアしたり、友達申請したり、フォローしたり。
反応のやり方はいくらでもあるし、ずっしり構える必要もありません。
やっぱり世の中はGive & Take
ここ数日、Giveについて考えると見えてきたものがありました。
それは、この世の中はやっぱりGive & Take でできているんだということ。
誰かがGiveをすれば、それをTakeする人もいる。
Takeした人は次の人にGiveをする。
そうやって世の中は回っているんです。
Give & Take が目に見えてわかるのは買い物に行った時でしょう。
商品をもらう(Take)代わりにお金を払う(Give)
お金をもらう(Take)代わりに商品を渡す(Give)
常にGiveとTakeがほぼ同時進行に進んでいます。
そんな世の中だからこそ、いつもより多めのGiveを意識してみてください。
自分自身も気分が良いし、必ず大きなGiveとなって自分の元に返ってきますから。