どうも、ライターの女神じょさです!
2017年11月からフリーランスライターとして活動を始めて、まもなく2年が経とうとしています。
最初の1年はがむしゃらで「書くこと」以外何もできませんでしたが、2年目からは試行錯誤を続けた結果、クライアントに気に入られることが増えました。
きっと私をライターで知っている人も多いかと思うので、今回は取引先に気に入られる条件・方法をご紹介します。
月収半分…からの1.5倍に回復
私は月収が一気に半分まで激減した経験があります。その理由は、月収の8割を占める仕事がすべて終わったためです。
その仕事がまもなく終わることはわかっていたので、前もってクラウドワークス等で次の仕事を探しておくことで月収8割減ではなく5割減で抑えることができました。
1つの大口契約だけでほぼ賄っていたため、その契約がなくなると次の仕事を探さなければいけません。
だけどあれほどの大きな契約は簡単に取れず、かなり苦労しました。
試行錯誤した結果、少しずつ月収を回復させることができ、2019年10月の時点では以前の1.5倍まで伸びています。
「次の仕事を探す」苦労
フリーランスライターになって大変だと感じるのは、記事を書くことでも、クライアントとの人間関係を良くすることでもありません。
何よりも次の仕事を探すことがストレスなのです。
書きたいと思える媒体や仕事を探さないといけない。
自分から営業をかけないといけない。
最初の提案メールであれこれ書かないといけない。
時にはテストライティングを受けないといけない。
契約見送りメールでがっかりしないといけない。
その時間を執筆にかければお金になるけれど、仕事を探す時間は時給0円。
次の仕事を探す苦労を減らす・無くすためには、長期継続の案件をもらうか、次々と依頼が来るような著名ライターになるしかありません。
現実的に見て、今の私ができるのは長期継続の案件をもらうことでしょう。
そんな苦難を乗り越えた今
月収を回復させたくて「次の仕事を探し続ける」という苦難を乗り越えた今(2019年10月)はというと、かれこれ4ヶ月はお仕事探しをしなくなりました。
今は新規契約なしで、5つのクライアントさんと6つの媒体(+SNS、メルマガ)で仕事をさせていただいています。
以前のように収益源が1つしかない…という状態を脱却し、複数の仕事を請け負うことでリスクヘッジにも。
また、ライター駆け出しの頃からクラウドワークスにお世話になり、手数料を数パーセント取られつつも利用を続けていましたが、今の仕事はすべて直接契約で手数料が引かれなくなりました。
こうした直接契約の方が単価が高い傾向にあるので、単純に手取りも増えます。
こうして直接契約で長期継続の案件を複数もらえたのは、クライアントに気に入られたことが大きいのではないかと感じています。
ライターとしてクライアントに気に入られた方法
では、私はどうやってクライアントに気に入られたのでしょうか?
それは単純なコミュニケーション能力でも、ごますり能力でもありません。
むしろ媚びへつらうようなコミュニケーションは苦手な方です。
私のようにコミュ力低めの人でもできる、クライアントに気に入られる方法をご紹介します。
クライアントの仕事を理解した
ライターの仕事を細分化してみました。
付加価値がある
クライアントから重宝されるライターの条件は「付加価値がある」というのはよくある話。
この付加価値とは、「執筆ができる」というライターとしての当たり前のスキル以外の役立つもののことです。
例えば、
- 記事に合った写真が撮れる
- フットワークが軽くて取材に行ける
- 自分のブログやメディアでの数字やPVを持っている
- 深く極めた専門分野がある
- 人とは変わった経験がある
- 文章に捻りがあって読んでて面白い
など
付加価値があることでクライアントはまとめて仕事を依頼できるのでラクですし、ライターも単価が上がり儲けられます。
程よい距離感×ホウレンソウがある
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)ができるのは社会人として必須の条件です。
しかし、フリーランスは意外とホウレンソウができない人が多いのが事実。
執筆中に悩むシーンも多いですが、クライアントに相談せず後から修正依頼が来るとか、納期に遅れるのに前もって連絡せずクライアントを不安にさせるなど…心当たりがあればぜひ改善しましょう。
ただ、クライアントによって求められている距離感が違うのも意識したいポイント。
緻密なやり取りを求めるクライアントもいれば、やり取りは最低限にしてどんどん仕事を進めてほしいクライアントもいます。
私も頻繁にチャットワークでやり取りするクライアントもいれば、スプレッドシート上で納品・修正・コメントのやり取りしかせず月に1回メッセージを送る程度のクライアントもいます。
近い距離感を必要とするクライアントには対応し、逆に不要とするクライアントにはゴリゴリ行かない。
それぞれの距離感を把握し、ぴったり息を合わせることで心地よく仕事できるようにしていきましょう。
自分から提案できる
メディアでの仕事をしていると、僭越ながら「もっとこうしたらいいかも」「こんなテーマの記事があったら面白いかも」と感じることがあります。
そんなとき、私はクライアントに提案するようにしました。
ライターがテーマを持ってきてくれれば、クライアントは次に依頼するテーマを考える手間が省けますよね。
「自分から提案する」という行為自体は「次の仕事を探す」の中に入っていますが、面識のないクライアントに送る提案メールよりも、すでに一緒に仕事しているクライアントにする提案の方が気持ち的にラクです。
しかも、方針に合っていれば提案が通りやすい!
提案は自分で仕事を作り出すことでもあるため、気になったことはどんどん提案してみましょう。
長期継続を前提としている
当たり前ですが、仕事を受注するときは長期継続を前提とすることが重要です。
わざわざ項目に加えた理由は、お小遣いを稼ぐ程度にしか考えていないと長期継続は難しいから。
本気で「1年後もこのクライアントと仕事をするんだ!」くらいの心づもりでいないと、どこかで手を抜いてしまい、120%の成果物は生み出せません。
クライアントも勘付くため、自社とは合わないなと思って契約が打ち切られてしまいます。
単発での受注だと終わるたびに次の仕事を探す必要がありますし、クライアントも毎回ライターを探さなければいけないので、契約の結び直しなどが大変です。
長期継続にして仕事を続けていけばお互いの呼吸を把握しやすく、仕事もスムーズに進み、Win-Winな関係になれます。
常にリズムを保つ
Aのクライアントで仕事が増えたら、Bの仕事を減らして調整…私的に、このやり方は△です。
自分で仕事量を調整できるのはフリーランスの魅力ですが、自分が仕事を減らせばクライアントも調整しなければならないのを忘れてはいけません。
必要ならば、あなたが減らした分の仕事を他のライターを雇って補わないといけないのです。
Aの仕事が増えてもBはキープし、体調不良や身内の不幸など万が一の事がないかぎり一定のリズムを保つこと。
そのため、仕事を受けるときは自分のキャパを正確に把握しておく必要が出てくるでしょう。
常に執筆・納品のリズムを保ち、一定の品質を保証してくれるライターは、少し言い方は悪いですがクライアントにとって「使いやすい」です。(もちろん良い意味で)
そんなライターはクライアントに気に入られやすく、仕事が途切れることも少なくなります。
違うなと思ったら潔く辞める
リズムを保つと言いましたが、逆にフィーリングが合わないな、この仕事はやりたいことじゃないな、単価が見合わず満足感が低いな、と思ったら潔く辞めることも重要ではないでしょうか。
クライアント側の事情で仕事量を減らされることはあるけど、苦手な仕事は自分から量を減らして細々と…といったことはしません。
潔くお断りのメールをして、代わりに空き容量を作ります。
その空き容量の中には本当にやりたいと思える仕事や、フィーリングの合うクライアントとの仕事を入れるようにします。
この方法ならお互い気持ちよくお仕事できるクライアントとしか付き合わなくなるため、どの仕事にも愛着があるし、担当しているメディアや私についている編集者さんのことが大好きです。
いわばお気に入りの仕事しかしておらず、前向きな気持ちで取り組んだ結果、質の高い成果物を納品できるようになるのです。
クライアントに気に入られてみる
わざわざ媚びへつらわなくても、クライアントに気に入ってもらうことは難しいことではありません。(むしろごまをする方が難しいと感じるのは私だけでしょうか?)
いつも案件が切れて仕事探しで時間を浪費している人、今の仕事の満足度が低いという人は、ぜひクライアントに気に入られるような工夫をしてみてくださいね。